
空き巣や強盗に狙われやすい一戸建て住宅の特徴
「自分の家にはお金が無いから空き巣に入られない」と思っていたら危険です。空き巣や強盗が着目するのは、お金や資産の有無ではなく、入りやすいか入りにくいか。お金が無いと言っても、ごく普通の住宅でしかも入りやすければ、狙われる危険性は大きいんですよ。
警察庁によると、侵入窃盗の37.7%は一戸建て住宅が被害に遭っています。事務所や店が23%ですから、一戸建てはよっぽど狙われるんです。
高い塀や垣根などがある
高い塀や垣根があると入りにくいと思いがちですがそうではありません。内部に入ってしまえば人目に付きにくい完全な死角ですから、侵入者は作業がしやすくなります。時間をかけても気づかれにくいですから、あなたの「塀があれば安全」の逆手をとられて空き巣被害に遭いやすくなります。
対策
塀を取り除くことは難しいでしょうから、番犬がいるといいでしょう。高い塀で外が死角になっていても、防犯ライトやブザー、防犯カメラも心理的に有効です。
隣家と間隔が狭い
隣の家の屋根や軒(のき)づたいに、2階から侵入されます。空き巣にとって、1階も2階も関係ありませんので、一度、隣家の屋根や軒の高さを見て、飛び移れるかどうか確認しておきましょう。
対策
飛び移れないほど間隔が広いなら安心です。もし、侵入できそうなら、窓に格子状のガードを付けて、ガラスが割れにくくなるフィルムを貼っておきます。
玄関、ベランダ、敷地内が散らかっている
空き巣が入ると、たいていは外から見て分かる痕跡が残りますが、玄関・ベランダ・敷地内が散らかっていると、被害に気付かないこともあります。乱雑さにまぎれて、証拠隠滅も簡単になります。もし、クレジットカードが盗まれたなら、いち早く警察に通報してからカードの利用停止を金融機関に伝える必要がありますから、散らかしっぱなしは被害を拡大する原因にもなるんですよ。
対策
家の外観はキレイにしておきましょう。郵便物がたまっていたりするのは留守のサインです。
足場になりそうなものがある
電柱も、侵入経路の1つです。カーポートや小屋の屋根づたいに2階から忍び込まれたり、庭先に脚立や踏み台などを出しっぱなしにしておくのもやめましょう。
人通りが少ない
空き巣や強盗は、人目につかない場所ほど好都合なのは有名ですね。そのため、人通りが少ない道路に面した住宅は狙われやすい傾向があります。
どんなに人通りが多い道路に面してても、家のどこかが人通りが少ない道路に面していると空き巣のターゲットになります。というのも、見つかった時に人通りの多い道路に逃げれば、見つかりにくくなるから。大きい道路が近くにあるからといって油断はできませんよ。
奥まったところに家がある
人目に付きにくいので、。さらに家の一方に空き地や駐車場などのスペースがある場合は、逃走経路を確保しやすいので狙われやすくなります。
人があまり入ってこないような場所なら、知らない人を見かけたら警戒しましょう。侵入する家の下見に来ていることもありますから、厳重に戸締りをするなど対策をしておいてください。